毎年恒例になっている「歴史と環境を学ぶ会」を6月20日(土)に開催しました。
本年度は、奈良県だけでなく京都府でありながら奈良に近いということで奈良大和路としてよく紹介されている当尾地方の寺院にも行ってきました。
まず、午前中に奈良・柳生の里にある円成寺を訪問し、ご住職より円成寺の成り立ちや本堂内の諸仏像について説明を受けたのち、境内に点在する国宝・重要文化財の建造物を各自見学しました。又、当日は、本来多宝塔内にある運慶作の大日如来像(国宝)が、何十年に一度の煤払いを本堂前にて行っており、普段は見ることのできない仏像の光背を取り外した背中や大日如来像の表情・細部を間近で見ることができました。
午後からは、当尾の里の浄瑠璃寺及び岩船寺を訪問し、どちらもご住職による寺の成り立ちや堂内の諸仏像について説明を受けたのち、堂内・境内を各自で自由に見学・散策しました。又、予定よりスムーズにいったため、余った時間を利用して当尾の里に点在する石仏の見学も行うことができました。
梅雨の真っ直中でありながらも、今回は天候にも恵まれ、参加者にとって楽しい一日を過ごせたことと思っています。
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