夏の一番暑い時、平日という事で、参加者が少ないのではと、開催前からひどく心配していましたが、さすがに稀に見るビックプロジェクトということで、悪条件の中、26名の大勢の方にきていただき、関心の高さを感じました。
当日は、設計者であるシーザー・ペリ&アソシエーツ
・ジャパンの高原様、国際美術館からは、亀井様、寺田様に来ていただき、案内していただきました。なぜ、国際美術館が万博公園から中之島に移転したか、なぜ、この場所を選んだのか等の経緯から設計者の選定、プラン・デザイン上での苦労、現場での苦労、工法、納まり、出来上がってからの良い点、悪い点など詳しく説明していただきました。
日本で初めての完全地下埋蔵型美術館という事なのですが、その不利な点を克服しながら、エントランスまわりの大空間の美しさ、プランの上手さ、また、まわりが川に囲まれ非常に水位が高い所ながら、地下3階の難工事の話しには、深い感銘を受けました。
また、地上には、高さ13.8mの帆をイメージした巨大なステンレスのモニュメントが聳えたっており、これが、大阪の新しいランドマークとして大都会の高層ビルの谷間に実に上手くとけ込んでいました。
皆、とても熱心に見聴きされ、見ごたえのある有意義な見学会であったと思います。
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